#不登校になってフリースクールで思ったこと 1
長い休みが明ける前、学校が辛い人にとって「学校が始まる…」と思うと、とても気持ちが辛くなりますよね。
そんなとき、学校ではない、もうひとつの居場所があります。
小学生からフリースクールに通うアースくんが、不登校の経験を話し、フリースクールで楽しく学んでいる様子をインタビューで答えてくれました。彼は自分で進む道を選び、学校に行くかどうかは自分で決めるべきだと伝えています。
話をした人
アースくん (松戸市)
フリースクールの高校コース 明聖高校通信課程の一年生
話をきいた人
スタッフ はらの
*不登校~フリースクールに来てみて
「何歳から不登校になりましたか?」
「小3くらいで学校が嫌になって、朝からじゃなくて午後からとか部分的に行くようになった。
完全に行かなくなったのは12歳くらい。
小3のときにいじめがあったのと、あと、そのときの先生が嫌な先生だった。」
「先生も理由だったんですね。」
「どんな先生だったんですか?」
「不登校の理由、先生って多いでしょ。
小3のときの先生は若い男の先生だったかな。
すごく完璧主義っていうか、なんでもきっちり!みたいな先生だった。厳しかった。」
「それがツラかったんですね~。」
「シューレに来てみたのは、なにがきっかけでしたか?」
「シューレに来たのは小5の秋頃だね。
母さんがシューレの親の会に来てたんだよね。
それで母さんに『行ってみる?』ってきかれて来てみた。
実は、フリースクールはシューレ以外にもう一か所行ってみたんだけど、学校の中にあって勉強するところだったから、そっちは行きたくなかった。
シューレも最初、塾みたいな勉強するところだと思って行ったけど、全然違ってびっくりした!印象めっちゃ変わった。
勉強してる人ゼロだったし(笑)」
当時の様子 ボードゲームをやっています
「確かに一斉にやることはないですもんね(笑)」
*フリースクールでやっていること
「見学で来てみて、そのあと通おうと思ったのはどうしてですか?」
「ゲームできたから。あと空気的に楽しそうだった。
勉強もしてないし、塾っぽくないし。
ただのアパートの自由な遊び場みたいな。」
「『アパートの遊び場』って表現、いいですね。」
「フリースクールに入ってからは、何をしていましたか?」
「最初の頃は踊ってた。
ジャストダンスっていうゲームがあって、みんなで踊ってたよ。
あとは、高等部の会員にからんでた(笑)
みんな年上だったからね。」
当時の様子 まわりにギャラリーもいます
「今はみんなでストファイ(ストリートファイター6)やってる。
あと高校コース。
勉強は思ったより楽だった。めんどうなこともあるけど、なんとかなってる。
スクーリングはこれからだから、それはだるいかな(笑)
勉強はやってみて、歴史と体育のレポートは楽しかった。スポーツとか、オリンピックのこととか。
全部体育でもいい!」
学習の様子 リビングでおしゃべりしながらやっていました
「やってみて気づくことってありますよね。」
「では最後に、今「学校に行きづらいな」って思っている子に伝えたいことがあればお願いします。」
「学校、別に行かなくていいよってことかな。
学校でもどこでも、行くか行かないか、それは自分で決めることだから。」
「ありがとうございました!」
突然頼んでしまいましたが、快く、インタビューに答えてくれました。
小学生でフリースクールに来て、いろんな年上たちと遊んでいる中で、大きくなっていきました。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。明日は高等部Jくんのお話です。
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