#不登校になってフリースクールで思ったこと 2
長い休みが明ける前、学校が辛い人にとって「学校が始まる…」と思うと、とても気持ちが辛くなりますよね。
そんなとき、学校ではない、もうひとつの居場所があります。
高等部会員のJくんは小6の夏休み明けから不登校になった経験を話してくれました。自ら探したフリースクールで、自由な時間を楽しみながら学んでいるJくんは、学校に行きづらい子にフリースクールを試してみて欲しいとメッセージを語ってくれました。
話をした人
Jくん (柏市)
フリースクールの高校コース 明聖高校通信課程の二年生
話をきいた人
スタッフ はらの
*不登校~フリースクールに来てみて
「何歳から不登校になりましたか?」
「小6の夏休み明けからだね。
夏休みの終わりが見えてきたとき、急に学校を思い出して辛くなった。最後の3日間は夜泣いてた。
急に学校が嫌になったんだよね。理由は今でもわからない。体が拒否反応出してた感じ。
それでも2学期になってからも、週に2、3日は行って。三学期も同じ感じで行ったり休んだりしてた。」
「その後も行っていたんですね。」
「学校に行っていたときの気持ちって思い出せますか?」
「すごく憂鬱だったね。学校にいる間中、緊張のボルテージがあがりっぱなし。
登下校中の近所の人の目っていうか、周囲の目もきつかった。
学校に行けていないことに罪悪感持ってたから。」
「周囲の目はつらいですよね。」
「中学にあがってからは、どうしていましたか?」
「中一になって、少し行ったけど、でも無理!ってなった。
それからお母さんのスマホを借りて、自分でフリースクールとかを探した。当時SNSとかやってなかったから、普通にグーグル検索で探した。
そしたら、流山シューレを見つけた。 フライパンで卓球する動画を見たよ(笑) ここだ!って思った。
自分からお母さんに『ここに行きたい』って言って、見学に行った。」
当時の様子
「行動力がすごいですね!」
「実際にシューレに来てみてどう思いましたか?」
「遊ぶ時間もあるけど、来る時間だけ自由で、勉強するところかなと思っていたから(自由で)びっくりした。
予想とかけ離れてた。いい意味で(笑)
初日で、ここに通いたいって決めた。
当時はスプラトゥーンやってた人たちがいて、すぐに仲良くなった。」
*フリースクールでやっていること
「フリースクールでは何をしていましたか?」
「昔はマイクラ(マインクラフト)とか、だいたいパソコンの前にいたね。
あとはみんなでスプラトゥーンしてた。」
パソコン周辺の様子
Jくんは小学生からマインクラフトの質問が来ると教えてくれます
「そういえば、2020年のコロナ禍はじめのとき、全く来ていないときがありましたね。
シューレはいつでもやめられますが、やめようとは思いましたか?」
「やめようとは思わなかった。高校コースがあるからね。
高校はシューレのところに行きたいと思ってたから。進学のときも親を説得した。」
「今、高校コースに入ってから二年経って、あっという間に二年生ですが、どうですか?」
「順調です(笑) レポートもテストも。
高等部になってから、フリースクールでの活動もいろいろやり出した。
画像編集とか動画編集が得意だから、シューレ通信の表紙を作ったり、旅立ち祭の全体スライドショーを作ったり、パンフレット作ったり、それ以外にも頼まれて動画作ったり。
いろいろやってる。忙しい(笑)」
Jくん作品
「忙しいと思うけど、いつもありがとうございます(笑)」
「最後に、今学校に行きづらいなっていう子になにか伝えたいことがあればお願いします。」
「ここまで読んで、ちょっとでもフリースクールに興味を持ったら、とりあえず一度来てみて欲しいです。」
大掃除の日に突然頼みましたが、すぐに受けてくれました。
全く来ていない時期もあったJくんですが、今は自分のペースで通いながら高卒を目指しています。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~
流山シューレでは、毎週火曜日と金曜日の
午後2時からオープンデイを行っています。
見学・相談をご希望の方は、ぜひご連絡ください。
〔流山シューレ〕
TEL 047-199-7141
月・火・木・金 10:00~17:00
水 13:00~17:00
mail nagareyama@shure.or.jp