不登校フリースクールについてもっと知りたい

  

Q3.どうして不登校になるの?

今、学校に行っていない子に、学校へ行かなくなったわけをきいてみました。

・いじめ 。
・先生から暴力を振るわれて、こわい 。
・友達にシカトされた 。
・部活で厳しくされることが納得できない。 
・息苦しいんだよ、学校の雰囲気 。
・髪型のことや制服のことを頭ごなしにすごくうるさく言われた。
・宿題がすごい出て、終わってないから行けない 。
・給食の事。全部残さず食べなきゃいけないのが、つらい。
・何だかわからないけど、学校行くと心が死んじゃう気がする。
・ぼくは、ベルトコンベヤーにのせられて、知らないところへ連れていかれそうな気が… 。
・ぼくは、友達も先生も好きだよ。でも何だか疲れてタンマしたい。
・ テストで点数おちたら、ライバルと順位がすごくはなれてバカにされた。
・僕は、人がいっぱいいるところはすきじゃない。
・わからないけど学校に行ったら気持ちわるくなる。

もう100人いれば100通り。いろいろ。

 

 

ぼくは、理由がない。

 

「いじめ」がテレビでとりあげられるようになってから、
不登校しているが「ぼくは理由はない、わからない」
といっている子たちがきつくなったそうです。

 

いじめがあれば学校へ行けないのもわかるけれど、何も、理由のない人は、なまけじゃないの、ずる休みじゃないの、といわれるそうです。
学校に行くことが合う子も、合わない子もいます。
だから、不登校はその子の自己表現であり、生き方であり、個性です。
それぞれの事情でしょう。

原因はあまり重要ではありません。
ちょうど、美術館に行った子と行かない子といる時、行かない原因は、ときいても、行きたくなかったから、というでしょう。
「なぜ行きたくないの」とつっこまれたら、「どうしてそこまで聞かれなくちゃいけないの」と言い返したくもなります。

登校するのが当たり前とあまりにも思う人が多い社会なので、不登校すると、ナゼ、ナゼときかれるのです。
原因をセンサクする大人の人は、たいてい、子どもを学校に行かせたい人、学校にこだわっている人が多いのです。
行きたくないから行かない、行こうとしても行けないから行ってない。
それでいいのです。
その子にとって、学校行かないで休むことを心や体が求めたのです。
今の学校のあり方が子どもにとって、楽しくないし居場所でもないし、個性を認めてくれて、それでやっていくところでもないし、ということが、からんでいるでしょう。

不登校は、なまけだ、逃げだ、ワガママだ、心の病いにかかったのだ、と思っている人も多いようですが、
1992年、文部省は、「誰にでもおこる登校拒否」といい出し、少し、とらえ方もかわってきました。
また2016年9月、文科省は「不登校は問題行動ではない」という通知を全国に出しました。(通知文はこちら
2018年度から使われる「学習指導要領」には、そのことが明記されており、新しい法律にもとづいた考え方で今後対応するようになっています。
2016年12月には「教育機会確保法」が成立。法律の中で「休養の必要性」が謳われ、休むことが認められるようになりました。
また、この法律では「学校以外の場の重要性」も謳われており、フリースクールやホームスクールなどの場も重要だと認められています。(教育機会確保法のページはこちら

やっと、学校を休むことや、学校以外の学びで育つことも、あってよい考え方に変わってきました。

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