「自由」、「自治」、「個の尊重」(違いを認め合うこと)、そして「安心して過ごせる居場所であること」を大切に考え、現在は東京都北区、新宿区、千葉県柏市でフリースクールを開設しています。
また、フリースクールの他にも家庭を中心として育つ子どもとその家族の支援のためのネットワーク「ホームシューレ」や、18歳以上の若者たちの表現と探求の場「シューレ大学」などの様々な活動を行なっています。
このページでは、王子シューレはどんな場所なのかを日常の様子などを通じて紹介します。
日常の雰囲気はひとこまからもご覧いただけます。
王子シューレの風景
東京シューレは、いつ来ていつ帰るのかを自分で決められる場所です。朝10時から夕方6時の開室時間の間なら何時に来て何時に帰るのかも自由だし、週に何日来るのかも自分で決められます。
毎日来てもOKだし、週三日位と決めても大丈夫。あるいは「興味のある講座がある日に」とか「人と会う約束がある日に」「朝起きたときの気分で」というやり方でやっている人もいます。
シューレに来てからの過ごし方も、講座に参加をしたり、本やマンガを読んだりパソコンをやったり、みんなとおしゃべりしながらすごしたり、絵を描いてすごす人もいます。
食事の時間も人それぞれ。家から持ってきたお弁当を食べる人、近くのお店で買って食べる人、シューレの台所で作ってみんなで食べている人たちも居ます。
その他にもスポーツをしたり、音楽をやったり。スポーツや音楽の講座ももちろんあるし、もっとやりたい人は講座の時間以外にも取り組めます。必要な道具や仲間もシューレで見つけてくれたら嬉しいな。
また、新年会や周年祭、クリスマス会に旅立ち祭(お別れ会)などの楽しい年間行事もたくさん。聖高原のログハウスで自然体験合宿をしたり、夏にはログハウスとは別に、九州や沖縄、北海道、広島などを巡る合宿なんかもやっています。
そして、これらの活動を支えているのが会員のみんなが参加する「ミーティング」です。シューレでのすごし方のルール、どんな講座があったらよいか、どんなイベントをやるのか、イベントの内容はどうするのか。一から全部決めていくのは、なれるまでちょっと大変に感じるかもしれないけれど、自分で決めるって楽しいですよ。
各フロアの紹介
1階
玄関です。下駄箱とスポーツ用品が入っている倉庫、それからいろいろなお知らせが書いてある掲示板もあります。
2階
スタッフルームです。スタッフの人が事務作業をしていたり、電話相談なんかもやっています。
会員の人でも自由に入れるし、お客さんが来た時の受けつけの役割も兼ねているので、まずはここに顔を出してみてくださいね。
3階
高等部のためのフリースペースです。ピアノを弾いたり、のんびりおしゃべりしたり、台所で料理を作ってみんなで食べたりできます。
最近は遊戯王とモンハンが流行っているので、それが好きな人は初・中等部でも3階で過ごしています。
奥には個人面談や学習のためのスペース「静寂の間」があります。
写真は「シューレ通信」づくりの作業中。
毎月、みんなで手作りしています。
4階
講座やミーティングのためのスペースです。その他にも、バンドの練習をしたり、卓球をやったり。映像編集のできるパソコンもあります。
写真は「シリーズ人間」
ユニークな仕事、生き方をしている人や、不登校経験のある先輩をお呼びして、お話を聞く時間です。
5階
初・中等部のためのフリースペースです。基本的には3階と似たような使い方をしてるけど、メンバーが違うから雰囲気も少し違うかも。
今は少女マンガがアツいので、高等部の女の子もここで過ごしていることもよくあります。
写真は「初等部ミーティング」
中・高等部のお兄さん、お姉さんと一緒に活動することも多いけれど、初等部独自の活動もあるのです。