【うちの子大丈夫? ~小学生の不登校には親の会~】2

 

流山シューレに息子さんが在籍していた親の方(Aさん)に、体験談を書いていただけないかと依頼をしましたら、こころよく書いていただきました。

Aさんは、お子さんが不登校になってから、地元の親の会につながり、そこからフリースクールの情報を得て、流山シューレにもつながってくれました。

親の会とフリースクールにつながって、お子さんが変わっていったそうです。

ぜひご覧ください。

 

② 不登校  親の方の体験談

 ・「子どもに話しかけること」

 初めて子どもと一緒にシューレの見学に行った日、スタッフの方が、子どもの目をまっすぐ見て、まず子どもに話しかけることに驚き、また、少しして、自分が驚いたことに驚きました。

子どもと一緒に、学校や病院などに行くと、まず相手は、親に話しかけます。

子どものことで対面しているのに、大人同士で話を進めてしまいます。

シューレで、スタッフの方が子どもを中心にして話をすることに新鮮な感動を覚え、同時に、普段如何に子ども抜きで子どものことを話しているのかと気がつきました。

 

 

・小4で「もう学校には行かない」

 息子は、3年くらい学校へ行ったり行かなかったり、行くときもしぶしぶで、ある日「もう学校には行かない」と言いました。

シューレのルールである「自分のことは自分で決める、みんなのことはみんなで決める」という言葉は、彼にとって、しっくりときて、納得できる言葉でした。

見学初日に「ここに行く」と宣言し、そこから数ヶ月、毎日のように通い、ボードゲームや卓球、お泊まり会やボーリング、ピューロランドなど初めての体験も楽しみました。

シューレには年上が多くて、息子が困ってないか、さりげなく見守ってくれました。

登校していた時は、前の日から持ち物を親主導で準備し、起きるよう声かけし、家を出た後も子どものペースでゆっくりゆっくり歩いて、校門まで行っても家に戻ったり、昇降口入った後も教室に入れず、入れるタイミングを廊下で一緒に待ったり、相談室で過ごしたりしていたのが、

シューレに行くときは、自分で準備して、自分で行く時間を決めて、ひとりで電車に乗って行っていました。

 

 

・自分のことを自分で決めると腑に落ちる

学校に行かせようと気を使うのにも疲れていたので、子どもが行きたい方に行ってもらう方が楽でよかったです。

自分のことを自分で決めると腑に落ちた後は、子どものやりたいことや考えることがどんどん変化する日々でした。

シューレに行く日が間遠になってきた頃、地元の不登校の親の会が、小学生の子が集まってボードゲームなどで交流する場を設けてくれて、そちらを楽しみにするようになりました。

作戦を考えるゲームが好きで、メンバーが彼の得意をたくさん褒めてくれて、自信をつけました。

 

彼のリズムで少しずつエネルギーを蓄え、将来なりたいものがあるからと、だんだん学習意欲が湧いてきました。

 

この数週間は、学校に行くと決めて、自分で支度して、ひとりで毎日登校しています。

この先、興味ややる気が、どう変化していくのか分かりませんが、彼が納得した道を進んでいくのだろうと感じています。

シューレのスタッフや不登校の親の方々から、言葉だけでなく、まなざしや態度で、子どもに寄り添うことや受容することの大切さを知りました。

 

そして、そういうスタンスの大人が世の中にいるということを実際に知れたことが、彼にたくさんの安心と自信を育んでくれたと思います。

(我孫子市 Aさん)
Aさん自身も、親の会やフリースクールに出会って、話をきいてもらうことが、何より良かったとおっしゃっていました。
お子さんが不登校になってお悩みの親の方、ぜひ一度つながってみてください。

③は、「親の会について」です。流山の親の会が、どんなところかをご紹介します。

☆・・・・・・・お知らせ・・・・・・・☆

*流山不登校を考える会

6月8日(木)16時より、不登校の子を持つ親の会、「流山不登校を考える会」を流山シューレにて行います。

どなたでもいらっしゃることができます。

 

*オープンデイ

毎週火曜日と金曜日の14時から、フリースクールの体験見学・相談を受け付けています。

予約制となっています。お気軽にお問合せください。

5月のオープンデイ受入日は以下の通りです。

5月9日(火)

5月12日(金)

5月16日(火)

5月19日(金)

5月23日(火)

5月30日(火)

※5月26日は流山シューレお泊り会のためありません。