小学生の不登校 3つの特徴~フリースクールの現場より~②

小学生不登校 つの特徴

~フリースクールの現場より~

増えてますね。小学生の不登校。

フリースクールの個性的な子どもたちと日々過ごしていると この多様性を受け止める器は、残念ながら今の学校現場にはないな…というのが正直な感想です。

「小学生の不登校」ということでは、様々な立場の方が各分野から様々な意見を述べているので、今回はフリースクールの子どもたちからの声を参考にその特徴を3つにまとめてみました。

 

②言葉で説明できない

私は、24年間フリースクールにかかわっていますが 不登校になった子どもがその理由を明確に話してくれる事はまずありません。

言えるようになるのは、大人になってから。あの頃を振り返ると、ああだったこうだったと、整理されてやっと言えるようになります。

 

小学生が自分の不登校の理由を話してくれるとしても、その時々に周囲の大人が納得してくれそうなやり取りをして、とりあえずその場を終わらせるといった感じです。そうした日々では、「嘘は日常」と話してくれた子どもの人もいます。

 

流山シューレの様子

よく使う理由は、「勉強がわからない」や、夏休み明けの「宿題が終わっていない」「だるい」などです。それをきくと、大人はつい「宿題は早くやりなさい」とか「みんながんばってるんだから頑張りなさい」とか「手伝ってあげるから頑張ろう」と励ましたりします。しかし、それだけが学校に行きたくない・行けない理由ではないので、子どもにとってはプレッシャーになる場合が多いです。

言葉で説明しようとしても、わかってくれなさそうだと思って、毎日吐いて、体調不良を訴えてやっと休んでいた人もいます。

 

 

もしくは本当に体調を崩します。

微熱が続いたり、腹痛、頭痛、喘息がひどくなったり頻尿になったりします。子どもの人に話をきくと「お母さんに、学校に行きなさいって言われると喘息が出て、休むと治っていた。」「一番ひどいときは入院した。」ということもあったそうです。

実際、体調が悪く内科に行っても、原因がわからずに整腸剤などを適当に処方されるだけという人もいます。

本人も言葉にできず、大人にも説明できない場合、体の症状に従うといいかも知れません。

 

その③ 元気になるのが早い に続きます。

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