小学生の不登校 3つの特徴~フリースクールの現場より~①
小学生不登校 3つの特徴
~フリースクールの現場より~
増えてますね。小学生の不登校。
フリースクールの個性的な子どもたちと日々過ごしていると この多様性を受け止める器は、残念ながら今の学校現場にはないな…というのが正直な感想です。
「小学生の不登校」ということでは、様々な立場の方が各分野から様々な意見を述べているので、今回はフリースクールの子どもたちからの声を参考にその特徴を3つにまとめてみました。
①「学校に行きたい」と思ったり、言ったりする。
「大好きなお母さん、お父さんに嫌われたくない。」子どもにとって、家庭は唯一の居場所・社会です。
そこを失うことは想像すらできません。
お母さんお父さんを悲しませることや、困らせることは、居場所を失うかもしれないと感じます。
子どもは、大人が何を望んでいるのかを敏感にわかっています。お母さんお父さんを悲しませたくないからこそ、「学校に行きたくない」とは中々いえません。
そして、子ども自身が学校以外の居場所の情報を知る機会は、あまりありません。本人自身が、学校しかないと思っている場合が多いです。
流山シューレの様子
そのために「学校に行きたい」と言い続ける、もしくは実際に「部分的に学校に行ってみる」「別室登校をしてみる」子どもがほとんどです。
すると後日、学校の先生から「学校に来ると元気にしています。」「友だちとも遊んでいました。」と教えてもらうことがあります。しかし、本当に心から楽しんでいる場合ばかりではありません。
不登校経験のある若者に体験をきくと、「学校にいるときは、自分を演じている。がんばって周囲に溶け込むように演じているから、すごく疲れてしまって、家に帰ってくると倒れたように寝ていた。」と語っていました。自分を殺してぎりぎりまで頑張った結果の「結構元気にしています。」だったりします。
また、当時のことを思い出した子ども(今は16歳)が「あの頃の自分は死んだ魚の眼をしていたらしい」と人ごとのように話していたりしました。
流山シューレの様子
「明日は学校に行こうかな」と前日の夜に言ってきて、でも、朝になると結局行けなかった…ということも良くあります。これも、子どもが嘘をついているわけではありません。確かに前日には「行きたい」「行かなきゃ」と本当に思っているけど、翌朝になると辛い気持ちが湧き出て来て、どうしても行けないのです。
その② 言葉で説明できない に続きます。
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