Q6もし学校を休むことを認めたら、ずっと休んでしまわないか心配です。

A6 お子さんが疲れていたり、休みたいと訴えておられるのなら心身ともに疲れているのかもしれませんね。子どもも大人も休むことは大事な事です。日本も批准している「子どもの権利条約」には、きちんと休む権利が書かれています。(第31条)休むことは本来人間として当たり前に許されている事なのです。学校に行くことを嫌がったり、休んだりすることが頻繁のなると気がかりだと思いますが、家でじゅうぶん休んで疲れを取ることが先決です。休む期間はどれくらい疲れているのか、またどれくらい傷ついているのかなどによって一人一人違って来るでしょう。短い子もあれば長い子もいるでしょう。ですから場合によってはずっと休むことになるかもしれません。

でもそれは心配な事ではありません。お子さんにとってそうすることが必要だったという事です。むしろ 疲れていたり、傷ついていたりしているのに休めない方が心配なのです。

 大事なことは休んでいる間、休んでいることを否定しないでお子さんが気持ちよく、ゆっくりと休憩できる環境にしていくことです。そうでないと学校に行っていないのに本当に休んでいる事にはならず、いつまでも疲れや傷が癒えません。安心してお子さんが休むことでエネルギーを蓄えていきます。

 そうはいっても 長く休むわが子を目の前にしていると親としてはこのままでいいのかと心配や不安になったりすることでしょう。そんな時には不安な気持ちを吐き出して、親自身の気持ちが楽になる親の会などの場に行かれることをお勧めします。


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