【学校がつらいならフリースクールがあるよ】第八回
「自分の子どもが不登校になったら知りたい7つの事」
第八回の今回は
不登校Q&A、「⑤ 医療とのかかわり」についてお送りします。
今回ももちろん、スタッフおびっちゃんこと帯津葉子がお答えしています。
(その④はこちら⇒http://yaplog.jp/nagareyama/archive/1397
)
右から スタッフおびっちゃんこと帯津葉子
初等部の男の子
中等部の男の子
工作をしています。
⑤ 医療とのかかわり
「家庭内暴力で困っている、どうしたらいいの?」
お子さんが家庭内で暴れるという時は、物が飛んで来る、テレビや食器棚を倒す、棒や、時にはナイフを振り回すなど家族は怖くてなすすべがない状態になってしまいますよね。
ましてや、殴る、蹴る、髪の毛をつかんで引き回される等、「もう手におえない、、、」と思いがちです。
そして繰り返しこうしたことが続くと、警察を呼ぶか精神科に入院させるかになってしまう方が多いです。
でもちょっと待ってください。
家庭内暴力は、お子さんがとても辛く「こんな僕なんか生きていてもしょうがない」といった自己否定感の極地で、もがいて苦しんでいる状態であったりするのです。
家族にあたりちらすしかない、そして、そのことで言葉にならない辛さを家族にはわかってほしいのです。
このような時には、その気持ちを受け止める人が必要で、それを求めています。もし警察を呼んだり、望まぬ入院や施設入所をさせられると、そのようにされた傷は深くなり、そうした家族に対しての不信感を拭い去るのは容易ではありません。
専門家を否定するわけではありませんが、、、まずは「親の会」などで相談してみてはいかがですか?
たくさんの経験談を聞くことで、参考になることが見つかるかもしれません。
お子さんが不登校になると、児童精神科を勧められることがありますよね。
そして診察を受けると「対人恐怖症」や「自立神経失調症」といった「○○症」と言われたりします。医者にもよりますが投薬を勧めたり、入院を勧めるところもあります。
こうした症状は、学校に行かない自分、学校を休んでいる自分をダメな存在と考えることと関係していることが多いようです。
人が自分をどう見るのかが気になり、人目が怖くなり、内心とても責められていることが「対人恐怖症」だったりします。
また、学校は行かねばならないと思うけど、本当に登校がつらい状態になっていて、頭痛、腹痛、めまい、吐き気がするなどの身体症状が出ることで、SOSを発信しているのが「自律神経失調症」だったりするのです。
どちらも 「不登校を否定的に考えている価値観が変わる」、「不登校をしている自分を自分が認める」、「そのために家族や学校の対応を見直す」などで落ち着いてくることが多いのです。
もちろん、お子さんが入院を希望することもあるので その気持ちを尊重することも必要となることもあります。
ただお医者さんが勧めたりすると、本人もそうしなければいけないと思って「うん」と答える場合があるので、お子さんの気持ちをよく知っておくことが大切ですね。
~その⑥ この先・将来の事に続きます~
~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~
8月と9月に、「学校がつらいならフリースクールがあるよ」と題して
特集記事をブログ上で連載しています。
流山シューレでは8月29日(月)から、開放居場所として見学・相談を受け入れています。
さらに、10月7日(金)10:00~流山シューレにて説明会を行います。
ご興味のある方は、ぜひご連絡下さい。
〔流山シューレ〕
TEL 047-199-7141
(平日10:00~17:00 水曜日のみ13:00~17:00)
mail nagareyama@www.shure.or.jp