アメリカのザ・フリースクール

クロンララスクールがミシガン州に設立された2年後の1969年、ニューヨーク州アルバニーの郊外にザ・フリースクールが創立されました。当時の代表はメアリー・ルーさんは、息子がホームエデュケーションを始めたことをきっかけに、他の家庭の子どもも見ることになり、フリースクールを始めたのです。

ザ・フリースクールには、2歳から14歳の子どもが約60人通っています。英語や数学などの授業はありますが、参加は強制ではありません。子ども一人一人がスタッフと相談しながら、その日、どのように過ごすのかを決めています。

毎週開かれるミーティングでは、子どもの活動に関わることのほとんどを話し合い決定します。

ザ・フリースクールは120年前に建てられた家を買ってキャンパスにしています。明るい赤に塗られた木造の大きな家は、3層構造になっており、ミーティングをする大きな部屋、小さい子どもたちが遊ぶ、2段ベッドが複数ある部屋もあります。

このスクールには公的な援助はありませんが、どのような経済状況の子どももここで学べるように工夫しています。スクールの近くにある中古の建物をいくつも購入してスタッフの住居としたり、人に貸すことでスクールの財源としているのです。

都市の治安の悪いインナーシティにあえて解説し、様々な経済的な背景を持つ家庭の子ども、様々な人種や地域からも通えるようにということを設立当初から念頭に置いて活動しています。住む地域、経済、人種などによる区分けがはっきりしがちなアメリカ社会において、このように多様性を重視していることはとてもユニークです。


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