今中二で登校拒否しているんだけど、
先生のことが悩みなんだ。
熱心な、まわりからいえばいい先生だろうと思うけど、
毎日必ず一回、電話がくるんだ。
母親の留守をねらってくるかんじ。
話したくないので出ない時も合ったけど、あとで家庭訪問して、
「 電話かかった時いたんでしょう。
　電話くらい出られるようにならないと社会性が育たんぞ」と言うし。
ときどき、夕方やってきて、
「 元気そうじゃないか、どうだ、あした迎えに来てみるから、
　 午前中だけでも、登校してみないか」としつこく言うんだ。
先生の前では、「ハイ」と言わないといけなくなっちゃう。
あとで返事した自分にハラがたってくるんだ。

わかるねえ。無言の圧迫感を受けるよね。
いい先生であっても先生だから、やっぱり、
言うことをきかざるをえない気持ちにさせられる、
というのは多くの子から聞いています。

電話に出たくなかったら無理に出る必要はありません。
あなたが納得した電話、出ようと思う電話には出るわけですから、
今、学校に関係するものに対して心理的に出たくないわけで、
社会性とも関係ありません。
電話に出てほしいのは、あくまで先生であって、
あながた望んでいることではないのです。

だいたい、学校と距離をとりたいから登校拒否しているのに、
毎日電話をしてくる先生は、
登校拒否を理解されているとはいいがたいのです。
また、本人は学校へ行きたくないのに、
家庭訪問があるのもつらいことです。

自分が休みを必要としているのだから、
ちゃんと安心して休める状態になる必要があり、
親を通してキッパリ「そっとしておいて下さい」と、
申し出られた方がいいでしょう。
親が協力してくれない場合、自分で、おそれず、
先生にキミの気持ちを伝えて下さい。

先生の対応が間違っている上、
親も、守っておられない、という印象を受けます。

教師が偏見を助長するようなことはおかしいですね。
間違っていますね。
ほんとうは、少数の立場でつらい思いをしているあなたの側にたって、
むしろ、正しい理解をひろげる役目をすべきなのに、
あなたや全国の不登校の子に対して、
ひどい仕打ちをしていることになります。
まわりの子が、そんな目で見ていると外へ出にくくなるのは当然です。

あなたは、当然、抗議をしていいのです。
先生に会いたくないなら電話でも、
手紙でも、あなたの怒りを伝えましょう。

もし、直接あなた自身が動く元気がないなら、
親の方に先生に会って、話をしてきてもらいましょう。
当然、謝罪文を求めてもいいような内容です。
そしてクラスの子に、自分の言い方の間違いを伝え、
子どもにも、誤解をとるように対処してもらいましょう。