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フリースクール東京シューレの新宿スペース

電話でのお問い合わせはTEL.03-5155-9803

10:00〜17:30(平日・水曜日のみ13:00より)








―シューレの考え方は
「自分を大切にすること」で、
「世間体を気にする事」とはある種、
正反対な事。
今でもシューレの外に行くと
世間体を気にする事が結構あるのでは。


確かに最初はそうかもね。
でも仲良くなるに連れて
どんどん適当になっていって「
あれ?」と言われる事が
結構あるかも。
最初はいい子ですよオーラを
出すことができて、
挨拶しにいくんだけど、
仲良くなると
どんどんだめな方向に(笑)
最初はバリアを作っている気がする。

色んな付き合い方があって、
自分が良いと思う方法を
選んで良いと
考えられるようになったのは、
ここ1年くらいで、本当最近の事。

その事につながるきっかけが
25周年祭で、
そこで自分がどうこうしたというよりも
「学校へ行かなくても良いよ」と
堂々と自分達の言葉で
言える人たちと、ちゃんと
関わりを持てたのは25周年祭が最初。
フリフェスとか他のイベントで
何となく会った事はあって、
「凄い人たちなんだろうな」
というイメージはあったけど、
この時に初めて、
一緒に何かをやるために
考え合ったり、
話し合うという機会が持てた。
この事が大きな起点だと思ってる。

その頃はまだ、
学校へ行った方が
良いんじゃないかと
僕はまだ薄々思っていたけど、
こんなに自分の意思を提示できて、
「学校へ行かなくても良い」という
社会の多数とは真逆の意見を
堂々と主張出来る事が
不思議だったし、
そういう人たちと出会えた事が新鮮だった。

その時は
「学校へ行った方が良いんじゃないか」
と考えている自分が、
シューレの25周年を
祝って良いのかなという葛藤が
すごくあったし、
学校に行かなくても良いじゃん
という考えとの間で揺らいでいて、
今思い返してみると大変だった。

25周年祭で彼らに出会えて、
その後の夏合宿は毎回、
自分のアイデンティティーに
グイグイ刻み込まれるような事が
起こるから、毎年すごく楽しみなんだ。

福島(2010年)は、
新宿の3人で鈍行に乗って
ポケモンの話をしながら行ったけど、
そこまで何かあったわけではなかった。
全国の色んなフリースクールの人と
スーファミでマリオカートをやって、
すごく難しいゲームで
全然勝てなくて楽しかった。

高知(2011年)は
僕の中で革命が起こった合宿で、
その時は、
不登校サロンみたいなのが
開かれていてそこに参加した。
そこで話していたのは
シューレの人がメインで、
自分の不登校観をそれぞれ話してた。

その時、
自分も不登校について
考え始めた時期で、
中途半端だけど
自分の意見が出てきていて、
それを言えるようになって、
その事について
議論できたのは高知が初めてだった。
このくらいの時から
ゆるく生きてても
良いんじゃないかと思うようになった。

北海道(2012年)は、
去年の高知を受けて、
吸収したものを、
自分なりにさらに考えて、
お互いの意見を出し合い
議論する場でしっかり形に出せたと思う。

25周年祭から始まり、
出会った人たちから
ちょっとずつ影響され、
自分の不登校体験を思い出しながら、
不登校について考えてきて、
今の適当な自分を
肯定するパーツを
集めるようになった時期でもあり、
色んな考え方が
あって良いじゃないかと
思えるようになったきっかけは
この時期。




今年はいじめ自殺の話題が
大きく取り上げられてて、
いじめられて生徒が自殺したのに
その事を隠す事や、
そもそも
いじめが起こってしまう学校、
教育に対して
疑問を持つ人が多い時期で、
その話題をメインにした
座談会に参加した。

僕はネットを見る機会が多くて、
2ちゃんねるとかを見ると
加害者、教師の顔写真が
上げられてるじゃない?
一種の報復のような事が
行われているのを
リアルタイムで見ていて、
果たして
顔写真や住所を晒すことが
正しい仕返しの方法なのか、
いじめられて死んだ側からすれば、
それくらいの事をされても
仕方がないのかもしれないと思いつつ、
自分は正しくは無いと思っていた。

座談会では、
「いじめられてしまう環境を
作ってしまう学校が
おかしいんじゃないか」
「どうしていじめをする人が出るのか」
という話が出て、
その中で僕は
「いじめられる環境があるのに、
それを放置する教師が
ひどいんじゃないか」
という話をして、
「学校に行かなくて良かった」と
初めて人前で、
自分の口から言えるようになった。

その前から、
家では少しずつ
言えるようにはなっていて、
ニュースでいじめ自殺や、
学校の話題を見ていて
「学校ってひどい所なんだ」と感じ、
やっぱり自分は
行かなくて良かったなと思った。
少しずつ自分が
安心しやすいような考え方が
出来るようになってきた。




第十九回更新 2013.10.25 
たー坊編 全7回



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