フリースクール東京シューレ



まず、自分の悩みや不安について、どう考えるか、って大事。
誰だって、悩みや不安は苦しいし、不愉快で、落ちつかなくて、
心配でなんとか悩みや不安が消えてほしいんだよね。

そして、悩みや不安のある自分って、
なんかとてもかわいそうで、惨めで、不幸と思ってしまいやすい。
でも誰でも不安や悩みはもっている。
学校へ行っている人だって、不安はもっている。
若いウチだけでなく、大人も老人ももっている。だから、
まず悩みや不安をすぐ解消しようとしないで、
自分の不安とつきあったらいいんじゃないかな。
「生きている=悩み・不安がある」ということなんだから。

  「悩み・不安とどうつきあうか」って?

その1
一時的に逃げてよい。
ゲームや旅行やショッピングで気をまぎらす。

その2
悩みや不安をだれかに聞いてもらう。
相談するその「悩み」が解決していないのに、
フシギに気が軽くなる、ホッとする、元気になる。
これは「話す=放す」だからね。
もちろん相手が悪けりゃ、よけい悩みが深まるから、
相手を選ぶことが大事だけど。
その3
悩みの不安の正体をようく考えてみる。
もしかして、よく問題をわかってみれば、
悩まないですむこともあるからね。
不安になる自分というものがあって、
どこで不安になるのかをつかむってことね。
問題を整理して考えれば、だいぶ違ってくる。
その4
悩みや不安に関係することを調べてみる。
だれかに聞いたり、本を見たり、
インターネットでアクセスしてみたり。
自分の知らないことはいっぱいあるわけで、
間違った情報で悩んでいても・・・ネ。
その5
ダメもとで動いてみる。
「自分で、どうせこうだ」と思いこまないで、
試してみる、動いてみると結構、
「案ずるより生むが易すし」のことわざのように、
道が明るく感じられることも結構あるよ。
その6
悩みや不安があるときは、じっと悩みや不安を抱え込む。
そして時を待つ。これも大事だよ。
不安からばたばた動いてよけいこじらせることもあるから。
落ちこんだら落ちこんだ自分を認める。
落ちこむ自分はダメ、早く立ち上がろう、とあせっちゃいけない。
悩みを持ちつつ、暮らしていく。
きっとどこかで何かが変わっていくときがあるから、
しばらく背負っていく覚悟をする。それでもやっていけるよ。
  さて、以上は総論で、次は各論。
考えるのはあなた自身。
ただ、ヒントになるかもしれないので、見てね。
 

 

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